【富山県立高校入試・社会対策】歴史資料と時代の流れ
富山県立高校入試の社会では、年表・人物カード・史料文などをもとに、時代の順序や社会の変化を読み取る問題が出題されます。この記事では、古代から現代までの流れを、資料と知識を結びつけながら確認します。
この記事では、実際の過去問をそのまま掲載するのではなく、過去数年分の出題傾向をもとに、当塾が独自に作成した予想問題・類題を紹介しています。
問題
次の資料1〜資料3を見て、あとの問いに答えなさい。
資料1 歴史カード
| カード | 内容 |
|---|---|
| A | 朝廷の政治を守るため、貴族や寺社の勢力をおさえ、国ごとに守護、荘園や公領ごとに地頭を置いた。 |
| B | 欧米に追いつくため、政府は殖産興業を進め、官営工場をつくった。 |
| C | 戦後、地主が持っていた農地の多くが小作人に売り渡され、自作農が増えた。 |
| D | 元の軍が日本に攻めてきたが、御家人の戦いや暴風雨などにより退けられた。 |
資料2 時代の流れ
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 12世紀末 | 武士による政治が本格的に始まる |
| 13世紀後半 | 元の襲来 |
| 19世紀後半 | 明治政府による近代化政策 |
| 1945年以後 | 民主化と社会改革 |
資料3 戦争と社会の変化
| できごと | 国内のようす |
|---|---|
| 第一次世界大戦 | 輸出が増え、工業生産が伸びたが、米価上昇により民衆の不満も高まった。 |
| 世界恐慌 | 生糸の輸出が減り、農村の生活が苦しくなった。 |
| 日中戦争の長期化 | 物資や労働力を戦争に動員するため、国民生活への統制が強まった。 |
- 資料1のAで、国ごとに置かれた役職名を答えなさい。
- 資料1のDのできごとを何というか、漢字で答えなさい。
- 資料1のA〜Dを、古い順に並べなさい。
- 資料1のBに関係の深い政策として最も適切なものを、次から1つ選びなさい。
ア 鎖国 イ 殖産興業 ウ 文治政治 エ 地租改正の廃止 - 資料1のCの改革によって自作農が増えた理由を、「地主」「小作人」の2語を使って説明しなさい。
- 資料3の第一次世界大戦後、米価上昇をきっかけとして富山県の漁村から広がったできごとを何というか、漢字で答えなさい。
- 資料3の日中戦争の長期化に対応して、1938年に制定された法律として最も適切なものを、次から1つ選びなさい。
ア 治安維持法 イ 国家総動員法 ウ 日本国憲法 エ 教育基本法 - 次の文のうち、資料1〜資料3の内容と合うものを2つ選びなさい。
ア 元の襲来は、明治時代の近代化政策のあとに起こった。
イ 明治政府は、近代産業を育てるために官営工場をつくった。
ウ 農地改革では、小作人から地主へ農地が集められた。
エ 世界恐慌の影響で、生糸の輸出が減り農村が苦しくなった。
オ 守護と地頭は、戦後改革で置かれた役職である。
解答
- 守護
- 元寇
- A → D → B → C
- イ
- 例:地主が持っていた農地が小作人に売り渡され、小作人が自分の土地を持つようになったから。
- 米騒動
- イ
- イ・エ
解説
問1 鎌倉幕府は、国ごとに守護、荘園や公領ごとに地頭を置きました。
問2 13世紀後半に元が日本へ攻めてきたできごとを元寇といいます。
問3 Aは鎌倉幕府の成立期、Dは元寇、Bは明治時代、Cは戦後改革です。したがって、A → D → B → Cとなります。
問4 官営工場をつくって近代産業を育てる政策は殖産興業です。
問5 農地改革では、地主の農地が買い上げられ、小作人へ売り渡されました。その結果、自作農が増えました。
問6 米価上昇をきっかけに富山県から広がった民衆運動は米騒動です。
問7 日中戦争が長期化する中で、物資や労働力を戦争に動員するために国家総動員法が制定されました。
問8 イは資料1のB、エは資料3の世界恐慌の説明と一致します。ア・ウ・オは時代や内容が資料と合いません。
学習ポイント
- 歴史カードは、時代を判断できる語句に線を引く。
- 年代順は、正確な年号を覚えていなくても、時代の前後関係で整理できる。
- 記述問題では、改革の前後で「何がどう変わったか」を書く。
- 富山県に関係する歴史事項は、全国の流れと結びつけて確認する。
※本記事は、過去問分析をもとに当塾が作成した学習用コンテンツです。出題傾向の分析・整理にはAIも活用しています。

