【富山県立高校入試・理科対策】火山と火成岩
富山県立高校入試の理科では、火山の特徴や火成岩の分類を、表や観察記録と結び付けて考える問題が出題されます。この記事では、マグマのねばりけ、鉱物の割合、密度の計算をまとめて確認します。
この記事では、実際の過去問をそのまま掲載するのではなく、過去数年分の出題傾向をもとに、当塾が独自に作成した予想問題・類題を紹介しています。
問題
ある火山地域で採取した火成岩A〜Cについて調べた。表1は、岩石に含まれる有色鉱物のおよその割合と、観察した特徴をまとめたものである。
| 岩石 | 有色鉱物の割合 | 見た目 | つくり |
|---|---|---|---|
| A | 約10% | 白っぽい | 石基の中に斑晶がある |
| B | 約45% | 灰色 | 石基の中に斑晶がある |
| C | 約70% | 黒っぽい | 石基の中に斑晶がある |
問1 マグマが地下深くでゆっくり冷えてできた岩石に見られる、大きさのそろった鉱物が組み合わさったつくりを何というか。
問2 有色鉱物の割合が大きいほど、マグマのねばりけ、火山の形、噴火のしかたはそれぞれどのようになるか。次のア〜カから最も適切なものを1つずつ選びなさい。
ア ねばりけが強い イ ねばりけが弱い ウ 盛り上がった形になりやすい エ 傾斜のゆるやかな形になりやすい オ 爆発的になりやすい カ おだやかに流れ出やすい
問3 表1の岩石A〜Cのうち、安山岩にあたるものを1つ選びなさい。また、その理由を簡単に書きなさい。
問4 岩石Bの質量をはかったところ156gで、体積は60cm³であった。この岩石の密度は何g/cm³か。
問5 火山噴出物の中には、小さな穴が多くあいた軽い岩石が見られた。この穴ができた理由を、マグマに含まれていた成分にふれて説明しなさい。
解答
| 問 | 答え |
|---|---|
| 問1 | 等粒状組織 |
| 問2 | ねばりけ:イ 形:エ 噴火:カ |
| 問3 | B。有色鉱物の割合が中間で、灰色の火山岩だから。 |
| 問4 | 2.6g/cm³ |
| 問5 | マグマに含まれていた気体が抜けたあとが穴として残ったから。 |
解説
問1は、深成岩に見られるつくりです。地下深くでゆっくり冷えると、鉱物の結晶が大きく成長し、等粒状組織になります。
問2は、有色鉱物が多く黒っぽい岩石ほど、マグマのねばりけは弱く、傾斜のゆるやかな火山になりやすく、溶岩が流れ出るようなおだやかな噴火になりやすいです。
問3は、Aは白っぽく流紋岩に近く、Cは黒っぽく玄武岩に近いので、中間のBが安山岩です。
問4は、密度=質量÷体積なので、156÷60=2.6g/cm³です。
問5は、マグマに含まれていた気体が外へ抜けたあとに穴が残るためです。
学習ポイント
- 火成岩は、色・鉱物の割合・つくりを組み合わせて判断する。
- マグマのねばりけと火山の形、噴火のしかたをセットで覚える。
- 密度は「質量÷体積」で、単位も忘れずに書く。
※本記事は、過去問分析をもとに当塾が作成した学習用コンテンツです。出題傾向の分析・整理にはAIも活用しています。

