【富山県立高校入試・理科対策】中和とイオン
富山県立高校入試の理科では、実験結果の表やグラフをもとに、中和が起こる点、残っているイオン、反応する数の関係を整理する問題が出題されます。この記事では、BTB溶液の色の変化とイオンの数に注目して考えます。
この記事では、実際の過去問をそのまま掲載するのではなく、過去数年分の出題傾向をもとに、当塾が独自に作成した予想問題・類題を紹介しています。
問題
うすい水酸化ナトリウム水溶液10.0cm³にBTB溶液を加え、うすい塩酸を少しずつ加えた。表1は、加えた塩酸の体積とBTB溶液の色をまとめたものである。
| 加えた塩酸の体積〔cm³〕 | 0.0 | 5.0 | 10.0 | 15.0 |
|---|---|---|---|---|
| BTB溶液の色 | 青色 | 青色 | 緑色 | 黄色 |
問1 表1から、加えた塩酸の体積が5.0cm³のときの水溶液の性質として最も適切なものを、次のア〜ウから1つ選びなさい。
ア 酸性 イ 中性 ウ アルカリ性
問2 中和で水ができる反応を、イオン式を用いて書きなさい。
問3 この実験で、もとの水酸化ナトリウム水溶液10.0cm³がちょうど中和されるのは、塩酸を何cm³加えたときか。
問4 塩酸を5.0cm³加えたとき、水溶液中に存在するイオンとして最も適切なものを、次のア〜エから1つ選びなさい。
ア 水素イオンだけ イ 水酸化物イオンだけ ウ ナトリウムイオン、塩化物イオン、水酸化物イオン エ 塩化物イオンと水素イオン
問5 この実験で、10.0cm³の水酸化ナトリウム水溶液に含まれる水酸化物イオンの数と、10.0cm³の塩酸に含まれる水素イオンの数の比を、もっとも簡単な整数比で書きなさい。
解答
| 問 | 答え |
|---|---|
| 問1 | ウ |
| 問2 | H⁺+OH⁻ → H₂O |
| 問3 | 10.0cm³ |
| 問4 | ウ |
| 問5 | 1:1 |
解説
問1は、BTB溶液が青色なのでアルカリ性です。
問2は、水素イオンH⁺と水酸化物イオンOH⁻が結びついて水H₂Oができます。
問3は、BTB溶液が緑色になった10.0cm³のところが中性で、ちょうど中和された点です。
問4は、塩酸5.0cm³ではまだ中和が途中なので、水酸化物イオンが残っており、水溶液はアルカリ性です。また、水酸化ナトリウムに由来するナトリウムイオンと、加えた塩酸に由来する塩化物イオンも水溶液中に存在します。したがってウです。
問5は、10.0cm³の塩酸で10.0cm³の水酸化ナトリウム水溶液がちょうど中和されます。反応するH⁺とOH⁻は1:1なので、比は1:1です。
学習ポイント
- BTB溶液は、酸性で黄色、中性で緑色、アルカリ性で青色になる。
- 中和の中心は、H⁺とOH⁻が水になる反応である。
- 中和点の前後で、どのイオンが水溶液中に存在するかを考える。
※本記事は、過去問分析をもとに当塾が作成した学習用コンテンツです。出題傾向の分析・整理にはAIも活用しています。
