【富山県立高校入試・社会対策】地理資料の読み取り
富山県立高校入試の社会では、地図・表・グラフなどの資料を読み取り、 基本知識と結びつけて考える問題が出題されます。 この記事では、世界地理、日本地理、気候、産業、地域資料を組み合わせて確認します。
問題
次の資料1〜資料4を見て、あとの問いに答えなさい。
資料1 3つの都市の雨温図データ
| 都市 | 1月平均気温 | 8月平均気温 | 降水量の特徴 |
|---|---|---|---|
| A | -3℃ | 25℃ | 夏に多く、冬は少ない |
| B | 2℃ | 26℃ | 冬に多く、夏も一定量ある |
| C | -5℃ | 21℃ | 年間を通して少ない |
資料2 国X・国Y・国Zの特徴
| 国 | 主な輸出品 | 農業・産業の特徴 | 位置の特徴 |
|---|---|---|---|
| X | 自動車、機械類 | 工業が発達し、人口密度が高い | 東アジアの島国 |
| Y | コーヒー、カカオ | 特定の農産物への依存が大きい | 赤道付近を通る大陸の国 |
| Z | 小麦、天然ガス | 広い平原で大規模農業が行われる | ユーラシア大陸北部 |
資料3 富山県と県外地域を結ぶ物流の例
模式図
資料4 都道府県P・Q・Rの農業と土地利用
| 都道府県 | 米の産出額割合 | 野菜の産出額割合 | 森林面積割合 | 地形の特徴 |
|---|---|---|---|---|
| P | 43% | 12% | 67% | 山地と扇状地がある |
| Q | 8% | 54% | 38% | 高冷地の畑作がさかん |
| R | 6% | 10% | 46% | 火山灰台地が広がる |
-
資料1のBのような降水量の特徴が見られる日本の地域として最も適切なものを、
次から1つ選びなさい。
ア 太平洋側 イ 日本海側 ウ 瀬戸内 エ 南西諸島 -
資料1のAの都市について、夏の降水量が多い理由として最も適切なものを、
次から1つ選びなさい。
ア 偏西風の影響で一年中乾燥するため
イ 夏に季節風や前線の影響を受けやすいため
ウ 暖流の影響で冬だけ気温が上がるため
エ 標高が高く一年中雪が降るため - 資料2のYのように、特定の農産物の輸出に大きく依存する経済を何というか、 カタカナで答えなさい。
-
資料2のXにあてはまる国名として最も適切なものを、次から1つ選びなさい。
ア 日本 イ ブラジル ウ エジプト エ ロシア - 資料3のように、港湾や鉄道・道路が整備されることで、 工業地域にとってどのような利点があるか。 「原料」「製品」の2語を使って説明しなさい。
-
資料4のPに近い特徴をもつ県として最も適切なものを、次から1つ選びなさい。
ア 富山県 イ 沖縄県 ウ 香川県 エ 東京都 - 資料4のQで行われやすい、夏でも冷涼な気候を利用して出荷時期をずらす農業を 何というか、漢字4字で答えなさい。
-
資料4から読み取れる内容として正しいものを、次から2つ選びなさい。
ア Pは米の産出額割合が最も高い。
イ Qは森林面積割合が最も高い。
ウ Rは野菜の産出額割合が最も高い。
エ Qは高冷地の畑作がさかんな地域と考えられる。
オ Pは森林面積割合が3県の中で最も低い。
解答
- イ
- イ
- モノカルチャー経済
- ア
- 例:原料を港から運び入れやすく、できた製品を県外へ輸送しやすくなるから。
- ア
- 抑制栽培
- ア・エ
解説
問1 冬に降水量が多くなりやすいのは、日本海側の気候の特徴です。 冬の季節風が日本海で水分を含み、山地にぶつかることで雪や雨を降らせます。
問2 Aは夏に降水量が多い都市です。 東アジアでは、夏の季節風や梅雨前線、台風などの影響で、 夏に雨が多くなる地域があります。
問3 特定の農産物や鉱産資源の輸出に大きく依存する経済は、 モノカルチャー経済です。 資料2のYでは、コーヒーやカカオなどの特定の農産物への依存が示されています。
問4 東アジアの島国で、自動車や機械類の輸出が多く、 工業が発達していることから、日本が最も適切です。
問5 資料3では、港から原料・部品を入れ、 工業地域で生産した製品を県外へ運ぶ流れが示されています。 交通網や港湾は、物流を支える重要な条件です。
問6 Pは米の割合が高く、森林面積割合も高く、 山地と扇状地がある地域です。 選択肢の中では、富山県が最も適切です。
問7 高冷地の冷涼な気候を利用し、 出荷時期を平地とずらす栽培を抑制栽培といいます。
問8 Pは米の産出額割合が43%で3県の中で最も高く、 Qは資料中に「高冷地の畑作がさかん」とあります。 よって、正しいものはア・エです。
学習ポイント
- 雨温図は、気温の年較差と降水量の季節変化を見る。
- 統計表は、最大値・最小値・割合の差を先に確認する。
- 資料問題では、地理用語を暗記するだけでなく、 資料中の数値や特徴と結びつける。
- 記述問題は、指定語句を入れるだけでなく、 因果関係が分かる文にする。
※本記事は、過去問分析をもとに当塾が作成した学習用コンテンツです。 出題傾向の分析・整理にはAIも活用しています。

