今回は、最新傾向にもとづく富山県立高校入試「社会」の予想問題です。 地理・歴史・公民の基本知識だけでなく、資料を読み取り、根拠をもって答える力を意識して作成しています。
この記事では、実際の過去問をそのまま掲載するのではなく、過去数年分の出題傾向をもとに、当塾が独自に作成した予想問題・類題を紹介しています。
・地図、表、グラフ、制度図などの資料読取り
・地理、歴史、公民を横断した確認
・記述問題では「資料の根拠」を入れて説明する練習
■ 問題
第1問 世界地理と防災
資料1 世界地図

Q1 A国、B国、C国のうち、赤道に最も近く、年間を通して高温になりやすい地域を含む国を1つ選びなさい。
ア A国 イ B国 ウ C国
Q2 X地域では、1年に2回米を収穫できる地域がある。その理由を、「高温」という語句を使って簡単に説明しなさい。
Q3 災害の危険がある場所や避難場所などを示した地図を何というか。カタカナで答えなさい。
第2問 日本地理と産業
資料2 愛知県周辺の地図

資料3 P市・Q市の特色
| 都市 | 人口密度 | 主な特色 |
|---|---|---|
| P市 | 高い | 平野にあり、交通の便がよい。 |
| Q市 | やや低い | 湾に面し、漁港や工業地域がある。 |
Q4 資料2・資料3から、人口が集中しやすいと考えられる都市をP市・Q市から1つ選び、その理由を資料にふれて説明しなさい。
Q5 日本の太平洋側の温暖な地域で、ビニールハウスなどを利用して野菜や花を育てる農業を何というか。
第3問 歴史
資料4 歴史カード
| カード | 内容 |
|---|---|
| A | 聖武天皇のころ、仏教の力で国を守ろうとした。 |
| B | 北条泰時が武士のためのきまりを定めた。 |
| C | 豊臣秀吉が全国統一を進め、検地を行った。 |
| D | 明治政府が地租改正を行い、税収の安定を図った。 |
Q6 カードA〜Dを、時代の古い順に並べなさい。
Q7 カードBの「武士のためのきまり」を何というか。
資料5 地租収入の変化
資料5の元データ
| 年 | 地租収入 |
|---|---|
| 1875年 | 70 |
| 1880年 | 72 |
| 1885年 | 71 |

Q8 資料5から、地租改正によって政府の税収が安定したと考えられる理由を説明しなさい。
第4問 公民
資料6 法律が成立するまでの流れ
Q9 国会が「国権の最高機関」とされている理由として、最も適切なものを選びなさい。
ア 国会が裁判をすべて行うから
イ 国会が国民の代表で構成され、法律をつくる中心となるから
ウ 国会がすべての地方公共団体を直接運営するから
エ 国会が内閣総理大臣を任命しないから
資料7 円とドルの交換比率
| 時期 | 1ドルあたりの円 |
|---|---|
| A | 100円 |
| B | 150円 |
Q10 AからBに変化したとき、海外から同じ価格の商品を輸入する場合、日本円で支払う金額はどうなるか。理由もあわせて説明しなさい。
Q11 地方公共団体が、地域の実情に合わせて定めるきまりを何というか。
■ 解答
- イ
- 年間を通して高温で、稲が育つ期間を長く確保できるため。
- ハザードマップ
- P市。平野にあり交通の便がよく、人口密度も高いから。
- 施設園芸農業
- A → B → C → D
- 御成敗式目
- 地租収入が1875年から1885年まで70〜72の範囲で大きく変化せず、ほぼ一定しているから。
- イ
- 日本円で支払う金額は増える。1ドルを得るのに必要な円が100円から150円に増えているから。
- 条例
■ 解説
第1問では、世界地図の位置関係と気候、防災用語を確認します。 赤道付近では年間を通して気温が高く、作物を育てられる期間が長くなるため、二期作が可能になりやすいことを説明できるようにしておきましょう。
第2問では、地図と統計資料を組み合わせて地域の特色を判断します。 人口密度や交通、平野、湾などの条件を、資料の中から根拠として取り出すことが大切です。
第3問では、古代から近代までの流れを確認します。 聖武天皇、北条泰時、豊臣秀吉、明治政府の政策を時代順に整理できるようにしましょう。 また、地租改正では、政府が安定した税収を得ようとした点が重要です。
第4問では、国会、為替、地方自治を扱います。 公民では、用語を覚えるだけでなく、制度のしくみや経済の変化を具体例にあてはめて説明する力が問われやすくなります。
まとめ
社会では、暗記した知識をそのまま答える問題だけでなく、地図・表・グラフ・模式図を読み取り、知識と結びつけて判断する問題が多く出されます。
特に、記述問題では「なぜそう考えたのか」を資料にふれて説明する練習が大切です。答えだけを覚えるのではなく、資料のどこを見ればよいかまで意識して復習しましょう。
※本記事は、過去問分析をもとに当塾が作成した学習用コンテンツです。出題傾向の分析・整理にはAIも活用しています。

