富山県立高校入試 国語|古典

国語
国語

【富山県立高校入試・国語対策】古典

富山県立高校入試の国語では、毎年の傾向として古典分野が出題されることがあります。この記事では、古文風のオリジナル本文を使い、歴史的仮名遣い・主語判定・内容理解を確認します。

この記事では、実際の過去問をそのまま掲載するのではなく、過去数年分の出題傾向をもとに、当塾が独自に作成した予想問題・類題を紹介しています。

本文

 ある村に、琴をよくする老人ありけり。春の夕べ、童ども集まりて、「いかにして、かく美しき音を出だすぞ」と問ふ。老人、笑ひて、「ただ糸を強く弾くのみにあらず。風の音を聞き、人の心を思ふべし」と言ふ。
 ひとりの童、急ぎて琴を取り、強く弾きければ、音あらく響きぬ。老人、「一つ、手を止めよ。二つ、耳を澄ませよ。三つ、心を静めよ」と教ふ。童、しばし黙して、庭の梅の枝の鳴るを聞き、また琴を弾く。音、先よりやはらかになりけり。老人、「技は手より出づるにあらず、心より出づ」と言ひける。

注:「琴をよくする」=琴を上手に演奏する。「童」=子ども。「あらく」=荒く。

問題

  1. 「問ふ」を現代仮名遣いに直し、すべてひらがなで書きなさい。
  2. 「笑ひて」の主語として最も適切なものを、次から一つ選びなさい。
    ア 老人 イ 童ども ウ ひとりの童 エ 村の人々
  3. 「強く弾きければ、音あらく響きぬ」とあるが、このときの音の様子を本文中から三字で抜き出しなさい。
  4. 次の文を本文中に入れるとしたら、どこが最も適切か。次から一つ選びなさい。
    されば、童は初めて、音は力のみにて出づるものにあらずと知りぬ。 ア 「音あらく響きぬ。」の直後
    イ 「心を静めよ」と教ふ。」の直後
    ウ 「音、先よりやはらかになりけり。」の直後
    エ 「心より出づ」と言ひける。」の直後
  5. 本文の内容に合うものを、次から一つ選びなさい。
    ア 老人は、琴は力強く弾けば必ず美しい音になると教えた。
    イ 童は、老人の教えを聞いた後、庭の音に耳を澄ませてから琴を弾いた。
    ウ 童どもは、琴を聞かずにすぐ家へ帰った。
    エ 老人は、琴の糸を新しくすることが最も大切だと述べた。

解答

  1. とう
  2. あらく

解説

問1は「問ふ」を現代仮名遣いに直す問題です。歴史的仮名遣いの「ふ」は、現代仮名遣いでは「う」となるため、「とう」となります。

問2は、童どもが質問し、それに対して老人が笑って答えている流れを確認します。したがって、「笑ひて」の主語は老人です。

問3は、「強く弾きければ、音あらく響きぬ」の中から、音の様子を表す言葉を抜き出します。本文中では「あらく」と書かれているため、答えは「あらく」です。

問4の文は、童が老人の教えを聞き、庭の梅の枝の音に耳を澄ませた後、琴の音がやわらかになったことを受けて入れると自然です。したがって、「音、先よりやはらかになりけり。」の直後に入るウが正解です。

問5は、本文後半の「庭の梅の枝の鳴るを聞き、また琴を弾く」と一致するイが正解です。アは老人の教えと反対であり、ウ・エは本文に書かれていません。

学習ポイント

  • 歴史的仮名遣いは、読み方を現代仮名遣いに直す。
  • 主語が省略される古文では、前後の動作の流れを確認する。
  • 内容一致問題は、本文の行動の順序と照合する。
  • 文を入れる問題では、直前と直後の内容が自然につながるかを確認する。

※本記事は、過去問分析をもとに当塾が作成した学習用コンテンツです。出題傾向の分析・整理にはAIも活用しています。

この問題が、難しいと感じた方へ

“`

一緒に勉強しませんか?

教室の詳細・無料体験はこちらからご確認いただけます。

教育センター学習塾のホームページへ → “`