【富山県立高校入試・理科対策】中和とイオン
富山県立高校入試の理科では、実験結果のグラフや表から、反応の進み方を読み取る問題が出題されることがあります。この記事では、中和、pH、イオンの数の関係を整理します。
問題
うすい水酸化ナトリウム水溶液20.0mLにBTB溶液を加え、うすい塩酸を少しずつ加えた。下の表は、加えた塩酸の体積とpHの関係をまとめたものである。
| 加えた塩酸の体積[mL] | 0 | 4.0 | 8.0 | 12.0 | 16.0 |
|---|---|---|---|---|---|
| pH | 13 | 12 | 10 | 7 | 3 |
問1 塩酸を8.0mL加えたときのBTB溶液の色として最も適切なものを、次から1つ選びなさい。
ア 黄色 イ 緑色 ウ 青色
問2 塩酸と水酸化ナトリウム水溶液が中和するとき、水素イオンと水酸化物イオンから水ができる反応を、イオン式で書きなさい。
問3 この実験で、水酸化ナトリウム水溶液20.0mLがちょうど中和されたのは、塩酸を何mL加えたときか。
問4 塩酸を4.0mL、12.0mL、16.0mL加えたとき、酸性・アルカリ性に関係して過剰に残っているイオンをそれぞれ、H+、OH–の中から書きなさい。ただし、中性のときは「なし」と書きなさい。
問5 塩酸を8.0mL加えたとき、まだ反応せずに残っているOH–の数を1とすると、中和点までにさらに加える塩酸に含まれるH+の数は何と表せるか。
解答
| 問1 | ウ |
|---|---|
| 問2 | H++OH–→H2O |
| 問3 | 12.0mL |
| 問4 | 4.0mL:OH– 12.0mL:なし 16.0mL:H+ |
| 問5 | 1 |
解説
問1はpHをBTB溶液の色と対応させます。pH10はアルカリ性なので青色です。
問2は中和の中心となる反応です。水素イオンと水酸化物イオンが結びつき、水ができます。
問3はpHが7になったところを読み取ります。表より、塩酸12.0mLで中性になっています。
問4は、酸性・アルカリ性に関係するイオンに注目します。4.0mLではまだ中和点に達していないため、OH–が残り、アルカリ性を示します。12.0mLではH+とOH–がちょうど反応して水になり、中性になります。そのため、酸性・アルカリ性に関係して過剰に残るイオンはありません。16.0mLでは塩酸が過剰なので、H+が残り、酸性を示します。
問5は、8.0mLから12.0mLまでの4.0mL分の塩酸に含まれるH+が、残っているOH–をちょうど中和します。したがって比は1です。
学習ポイント
- pHグラフでは、中性になる点が中和点になる。
- BTB溶液は、酸性で黄色、中性で緑色、アルカリ性で青色になる。
- 中和前はOH–が残り、中和後はH+が残る。
- 中和点では、H+とOH–がちょうど反応して水になる。
※本記事は、過去問分析をもとに当塾が作成した学習用コンテンツです。出題傾向の分析・整理にはAIも活用しています。

