【富山県立高校入試・数学対策】関数と図形
今回は、富山県立高校入試の数学で見られる、関数と図形を組み合わせた問題を取り上げます。
グラフ上の座標を読み取る基本問題から、直線の式、三角形の面積を利用した座標の決定へと進みます。図から分かる条件を、式に置き換えて考えることが大切です。
今回の予想問題
下の図で、曲線は関数 y=x2 のグラフです。
点A、Bはこの曲線上の点で、Aのx座標は−2、Bのx座標は1です。直線ℓは、2点A、Bを通っています。
また、点Pは曲線上を動く点で、そのx座標をtとします。ただし、t>1とします。原点をOとします。
グラフ作成に用いた主な座標
| x | −3 | −2 | −1 | 0 | 1 | 2 | 3 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| y=x² | 9 | 4 | 1 | 0 | 1 | 4 | 9 |
問1
点Aの座標を求めなさい。
問2
直線ℓの式を求めなさい。
問3
三角形ABPの面積が15になるとき、点Pの座標を求めなさい。
ただし、点Pのx座標は1より大きいものとします。
正解
- (−2,4)
- y=−x+2
- (3,9)
解説
問1 関数の式にx座標を代入する
点Aは、関数y=x2のグラフ上にあり、x座標は−2です。
y=(−2)2=4
したがって、点Aの座標は(−2,4)です。
問2 2点の座標から直線の式を求める
点Bのx座標は1なので、関数y=x2に代入すると、Bの座標は(1,1)です。
点A(−2,4)と点B(1,1)を通る直線の傾きを求めます。
傾き= 1−4 1−(−2) =−1
直線の式をy=−x+bとおき、点B(1,1)を代入します。
1=−1+b
これよりb=2です。
したがって、直線ℓの式はy=−x+2です。
問3 面積をx座標の式で表す
点Pのx座標をtとすると、Pは関数y=x2のグラフ上にあるので、
P(t,t2)
と表せます。
直線ABの式はy=−x+2です。これを
x+y−2=0
と表すと、点Pから直線ABまでの距離は、
|t+t²−2| √2
です。
また、A(−2,4)、B(1,1)より、
AB=√{(1+2)²+(1−4)²}=√18=3√2
t>1なので、t+t2−2は正です。したがって、三角形ABPの面積は、
1/2 ×3√2× t²+t−2 √2 = 3/2 (t²+t−2)
これが15になるので、
3/2(t²+t−2)=15
t²+t−12=0
(t−3)(t+4)=0
よって、t=3またはt=−4です。
ただし、問題の条件はt>1なので、t=3だけが条件を満たします。
y=3²=9
したがって、点Pの座標は(3,9)です。
この問題で身につけたいポイント
- グラフ上の点では、x座標を関数の式に代入してy座標を求める。
- 2点を通る直線は、最初に傾きを求めてから切片を決める。
- 図形の面積条件では、動く点の座標を文字で表し、面積を方程式にする。
まとめ
関数と図形の融合問題では、グラフを眺めるだけでなく、それぞれの点の座標を式で表すことが重要です。座標が分かれば、直線の式、長さ、面積といった図形の情報を計算できるようになります。
難しく見える問題でも、最初は「点の座標を求める」「直線の式を求める」「面積を文字式で表す」という順に整理すると、解法の流れが見えやすくなります。ふだんの練習でも、図に座標や式を書き込みながら考えましょう。
※本記事は、過去問分析をもとに当塾が作成した学習用コンテンツです。出題傾向の分析・整理にはAIも活用しています。
